2010/5/3

欧州ビジネスウオッチ

アマデウスが新規上場、西欧で2年ぶりの大型IPO

この記事の要約

欧州最大の航空券予約システム運用会社であるアマデウス(スペイン)が4月28日、マドリード証券取引所で新規株式公開(IPO)を実施し、13億2,000万ユーロを調達した。西欧では08年6月に上場したポルトガルの風力発電会社 […]

欧州最大の航空券予約システム運用会社であるアマデウス(スペイン)が4月28日、マドリード証券取引所で新規株式公開(IPO)を実施し、13億2,000万ユーロを調達した。西欧では08年6月に上場したポルトガルの風力発電会社EDPレノバベイス以来の大型IPOとなった。

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アマデウスは1987年にエールフランス、ルフトハンザ、イベリア、SASの4航空会社による出資で設立。2005年に英投資会社BCパートナーズ、シンベンに買収された。2009年の売上高は24億6,000万ユーロに上る。

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IPOでは発行済み株式の26.74%を1株あたり11ユーロで公開。これにより時価総額は49億3,000万ユーロに達した。同社は33億ユーロの債務を抱えており、調達資金のうち9億ユーロを債務処理に回す。

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