2010/5/10

欧州ビジネスウオッチ

重電大手ABB、米エネルギー管理ソフト会社を買収

この記事の要約

スイスの重電大手ABBは5日、エネルギー管理ソフトメーカーの米ベンティクスを買収することで合意したと発表した。将来性の高いスマートグリッド分野の競争力を強化することが狙い。買収金額は10億ドル超で、支払いは現金で行う。取 […]

スイスの重電大手ABBは5日、エネルギー管理ソフトメーカーの米ベンティクスを買収することで合意したと発表した。将来性の高いスマートグリッド分野の競争力を強化することが狙い。買収金額は10億ドル超で、支払いは現金で行う。取引は当局の審査を経て第6月末までに成立する見通しという。

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ベンティクスはアトランタに本社を置き、世界40カ国以上で事業を展開している。電力、通信企業などを主な顧客としており、従業員数は900人。昨年の売上高は約2億5,000万ドルに上った。電力需要を予測するソフトも手がけている。

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ABBは今回の買収により、エネルギー市場向けのITプラットフォームやオートメーションシステムを一手に提供できるようになるとしている。

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