EU統計局ユーロスタットが18日発表した4月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率は前年同月比1.5%で、前月から0.1ポイント上昇して2008年12月以来の高水準となった。原油高、ユーロ安による輸入コスト上昇が物価を押し上げている。(表参照)
\インフレ率は4月末発表の速報値と同水準。分野別ではエネルギーが原油高により9.1%上昇し、上げ幅は前月の7.2%から拡大した。ただ、価格変動が激しいエネルギー、食品、アルコール・たばこを除いた基礎インフレ率は0.8%と、前月の1%を下回った。
\EU27カ国ベースのインフレ率は2%となり、前月の1.9%から0.1ポイント上昇。アイルランド、ラトビアを除いてプラスとなっている。
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