2010/6/28

競争法

窓枠部品めぐるカルテル疑惑、欧州委が9社に異議告知書

この記事の要約

欧州委員会は22日、マウンティングと呼ばれる窓枠の部品をめぐり、欧州の9メーカーがカルテルを結んでいるとして、各社に異議告知書を送付したことを明らかにした。欧州委は2007年に関係各社に立ち入り調査を行ってカルテル疑惑を […]

欧州委員会は22日、マウンティングと呼ばれる窓枠の部品をめぐり、欧州の9メーカーがカルテルを結んでいるとして、各社に異議告知書を送付したことを明らかにした。欧州委は2007年に関係各社に立ち入り調査を行ってカルテル疑惑を追及したところ、各社が談合して欧州市場での販売価格を吊り上げていたとほぼ断定。異議告知書への各社の回答を待って、対応を検討する。

\

マウンティングとは、内開きだけでなく内倒し機能もついたドレーキップ窓と呼ばれる欧州でよく使われる高性能窓の部品。最終的にカルテルが確認されれば、対象企業は最大で年間売上高の10%に相当する制裁を科せられる可能性がある。

\