2010/10/11

競争法

建設用鋼材のカルテルで制裁金減額、欧州委の算定ミスで

この記事の要約

欧州委員会は7日、建設用鋼材をめぐるカルテルで欧州の鉄鋼16社に制裁金に支払いを命じた件で、制裁額の算定に誤りがあったとして、制裁金を当初の総額5億1,847万ユーロから4億5,800万ユーロに減額したことを明らかにした […]

欧州委員会は7日、建設用鋼材をめぐるカルテルで欧州の鉄鋼16社に制裁金に支払いを命じた件で、制裁額の算定に誤りがあったとして、制裁金を当初の総額5億1,847万ユーロから4億5,800万ユーロに減額したことを明らかにした。

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欧州委は6月、鉄鋼世界最大手アルセロール・ミタル(ルクセンブルク)など17社が基礎工事や橋梁に建設に使われるPC鋼材の販売をめぐり、1984年から2002年にかけてカルテルを結んでいたとして、うち最初にカルテルを通報して摘発に協力した1社を除く16社に制裁金の支払いを命じた。

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欧州委は算定ミスの詳細については伏せているが、アルセロール・ミタルの制裁額を2億7,648万ユーロから2億3,040万ユーロに減額したほか、フィンランドのラウタルーキなどについても引き下げた。

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