2010/11/29

総合 –EUウオッチャー

台湾人旅行者へのビザ免除を正式決定

この記事の要約

EU加盟国は25日、台湾の市民がEUを旅行する際のビザ(査証)取得義務を免除する案を承認した。これにより同案は最終承認され、台湾人の旅行者は90日以内の短期滞在であれば、バスポートだけでEU域内に入り、各加盟国を訪れるこ […]

EU加盟国は25日、台湾の市民がEUを旅行する際のビザ(査証)取得義務を免除する案を承認した。これにより同案は最終承認され、台湾人の旅行者は90日以内の短期滞在であれば、バスポートだけでEU域内に入り、各加盟国を訪れることができるようになる。同措置は年内に実施の予定だ。

\

台湾はEUの4番目の貿易相手で、台湾への海外直接投資では最も大きな割合を占める。

\

EUはビジネスマンなどが簡単にEUを訪問できるようにすることで、通商関係の一層の強化を図りたい考え。欧州委は台湾が生体認証パスポートを導入済みで、犯罪者の出入りを厳しくチェックできる体制が整っていることなどから、ビザ免除の基準を満たしていると判断した。

\

すでにEUでは英国、アイルランドが台湾市民にビザを免除している。今回の緩和措置により、他のEU加盟国および「シェンゲン協定」に加盟するノルウェー、アイスランド、スイスを加えた欧州30カ国にビザなしで渡航できるようになる。

\