2010/11/29

欧州ビジネスウオッチ

ドイツ銀行、ポストバンク買収に成功

この記事の要約

独最大手銀行のドイツ銀行は26日、買収に乗り出しているポストバンクの株式公開買い付け(TOB)で、同行株式の約21%を追加取得し、持ち株比率が50%を超えたと発表した。これにより買収は成功し、年内にポストバンクを統合する […]

独最大手銀行のドイツ銀行は26日、買収に乗り出しているポストバンクの株式公開買い付け(TOB)で、同行株式の約21%を追加取得し、持ち株比率が50%を超えたと発表した。これにより買収は成功し、年内にポストバンクを統合することになった。

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ドイツ銀行は2009年2月にポストバンク株22.9%を同行の親会社だったドイツポストから譲り受けて資本参加した。その後、同株を市場で買い増し、これまでに29.95%を保有。今年9月に巨額の増資を発表し、調達した資金を使ってTOBを実施してポストバンクを傘下に収める方針を打ち出していた。

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日本の郵貯銀行にあたるポストバンクは、支店数で独最大のリテール銀行。業績が不安定な投資銀行部門に依存するドイツ銀行は、ポストバンク買収により国内最大のリテール銀行となり、バランスを保てる。

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