2010/12/6

欧州ビジネスウオッチ

BA・イベリア合併を株主承認、欧州3位の航空会社誕生

この記事の要約

欧州航空大手の英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)とスペインのイベリア航空は11月29日にそれぞれ開いた株主総会で、両社の合併計画を圧倒的多数で承認した。これにより欧州3位の航空会社が誕生する。\ BAとイベリアは、世 […]

欧州航空大手の英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)とスペインのイベリア航空は11月29日にそれぞれ開いた株主総会で、両社の合併計画を圧倒的多数で承認した。これにより欧州3位の航空会社が誕生する。

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BAとイベリアは、世界的な景気後退による両社の経営悪化、EUと米国の新航空協定(オープンスカイ協定)を受けた大西洋路線の競争激化を受けて、コスト削減と競争力強化の必要に迫られ、4月に合併で合意した。新会社の出資比率はBAが55%、イベリアが45%。共同で設立する持ち株会社「インターナショナル・エアラインズ・グループ」の下で、両社が従来のブランド名で営業する形となる。

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合併計画はEUが承認済みで、今回の株主承認で正式に決まった。インターナショナル・エアラインズ・グループは1月に発足する予定。

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合併で誕生する新会社は売上高でルフトハンザ、エールフランス-KLMに次ぐ欧州3位の航空会社となる。合併効果により先行する2社の追撃を図る。

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