2010/12/20

欧州ビジネスウオッチ

シーメンス、ITサービス子会社を仏アトスに売却

この記事の要約

電機大手の独シーメンスは14日、ITサービス子会社のSISを仏ソフトウエア大手アトス・オリジンに売却することで合意したと発表した。ITサービスは不採算の非中核事業で、シーメンスは10月1日付で分社化していた。売却総額は8 […]

電機大手の独シーメンスは14日、ITサービス子会社のSISを仏ソフトウエア大手アトス・オリジンに売却することで合意したと発表した。ITサービスは不採算の非中核事業で、シーメンスは10月1日付で分社化していた。売却総額は8億5,000万ユーロ。取引は独禁当局の承認を経て来年7月に成立する見通しだ。

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シーメンスは今回の取引で、アトスから現金1億8,600万ユーロのほか、新株4億1,400万ユーロ、5年物転換社債2億5,000万ユーロ相当を受け取る。アトスへの出資比率は15%となり、最低5年間同比率を維持する

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アトスはSIS買収により、売上高が87億ユーロに拡大し、欧州ITサービス市場でIBMに次ぐ2位に浮上する。クラウドコンピューティング、システム統合、スマートグリッド向けITソリューション、産業ソフトの分野で競争力を大幅に強化できると見込んでいる。

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