EU統計局ユーロスタットが16日発表した2010年10-12月期のユーロ圏の労働コスト(時間当たり)上昇率は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期比1.6%となり、過去最低だった前期の0.9%から大幅に拡大した。労働コストの大部分を占める賃金・給与の上昇率が1.4%、非賃金コストの上昇率が1.9%だった。産業別の上昇率は鉱工業が1.7%、建設業が1.1%、サービス業が1.6%となっている。(表参照)
\EU27カ国ベースの労働コスト上昇率は2%で、前期の1.2%を0.8ポイント上回った。データが出そろっている25カ国では、最高がブルガリアの7.6%、最低がギリシャのマイナス6.5%だった。
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