2011/4/4

競争法

フィアットのVMモトーリ出資を承認

この記事の要約

欧州委員会は3月30日、伊自動車大手フィアットが同国エンジンメーカーのVMモトーリの株式50%を取得する計画を承認したと発表した。VMモトーリは自動車のほか重機、農機、船舶などのディーゼルエンジンを手掛ける。欧州委はフィ […]

欧州委員会は3月30日、伊自動車大手フィアットが同国エンジンメーカーのVMモトーリの株式50%を取得する計画を承認したと発表した。VMモトーリは自動車のほか重機、農機、船舶などのディーゼルエンジンを手掛ける。欧州委はフィアットのエンジン部門とVMモトーリの事業重複が限られていることから、買収に競争上の問題はないと判断した。

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VMモトーリには現在、米ゼネラル・モーターズ(GM)と米エンジンメーカーのペンスケが50%ずつ出資している。フィアットは2月、ペンスケの持ち株を取得することで合意していた。これによりGMとフィアットはVMモトーリを共同運営することになる。

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