2011/6/6

産業・貿易

BPA原料の哺乳瓶、販売も禁止に

この記事の要約

有害性が指摘される化学物質ビスフェノールA(BPA)を原料とする哺乳瓶のEU域内での販売・輸入を禁止する指令が6月1日に発効した。BPAを含むポリカーボネート製哺乳瓶の製造禁止に続く措置。これにより同製品は全面的に禁止さ […]

有害性が指摘される化学物質ビスフェノールA(BPA)を原料とする哺乳瓶のEU域内での販売・輸入を禁止する指令が6月1日に発効した。BPAを含むポリカーボネート製哺乳瓶の製造禁止に続く措置。これにより同製品は全面的に禁止されることになった。

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BPAを原料とするポリカーボネート樹脂は、非常に丈夫であることから多くの日用品に使われているが、溶け出したBPAが体内に入ると健康被害をもたらす危険性が指摘されている。すでにEUではフランス、デンマークがポリカーボネート製哺乳瓶を禁止済みだ。欧州委員会はBPAが子供の発育、免疫などに悪影響を及ぼす恐れがあるとして、EU全域で禁止する指令案を今年1月に採択。3月1日からポリカーボネート製哺乳瓶の製造を禁止し、続いて6月から販売、輸入も認めないことになっていた。

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