2011/7/18

欧州ビジネスウオッチ

ノキアとシーメンス、合弁売却を断念

この記事の要約

ノキアとシーメンスが通信設備の合弁会社ノキア・シーメンス・ネットワークス(NSN)の売却交渉を打ち切った。買収に関心を示した投資家と条件が折り合わなかったためで、2社はNSNの自力再建を余儀なくされた格好だ。\ NSNは […]

ノキアとシーメンスが通信設備の合弁会社ノキア・シーメンス・ネットワークス(NSN)の売却交渉を打ち切った。買収に関心を示した投資家と条件が折り合わなかったためで、2社はNSNの自力再建を余儀なくされた格好だ。

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NSNはノキアとシーメンスが2007年に折半出資で設立した合弁会社。中国競合の急速な台頭や激しい価格競争を受けて経営状態は悪く、両社の財務を圧迫している。このため2社は昨年、新たな出資者の模索を開始した。報道によると、投資会社のKKR、TPG、などが出資に関心を示していたという。

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ノキアとシーメンスの合弁契約は2013年9月末に期限を迎える。通信設備はシーメンスの中核事業でないため、同社は将来的にNSNから撤退するとみられる。

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