2011/8/1

総合 –EUウオッチャー

7月のユーロ圏景況感指数、昨年8月以来の低水準に

この記事の要約

欧州委員会が7月28日発表した同月のユーロ圏の景況感指数(ESI、標準値100)は103.2となり、前月の105.4から2.2ポイント低下した。ギリシャを中心とする信用不安の拡大が反映されたもようで、同指数は5カ月連続で […]

欧州委員会が7月28日発表した同月のユーロ圏の景況感指数(ESI、標準値100)は103.2となり、前月の105.4から2.2ポイント低下した。ギリシャを中心とする信用不安の拡大が反映されたもようで、同指数は5カ月連続で悪化し、2010年8月以来の低水準に落ち込んだ。

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ESIはEU内の企業経営者約13万人と約4万人の消費者を対象に、毎月最初の2週間に実施する聞き取り調査を通じてまとめられる。同指数を構成する5分野は、同月にすべて低下。下げ幅は製造業が1.4ポイント、サービス業が2.2ポイント、消費者が1.5ポイント、小売業が0.9ポイント、建設業が1ポイントとなっている。

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EU27カ国ベースのESIは102.4で、前月から2.2ポイント低下。国別では大部分の国で低下し、主要国の下げ幅は信用不安の波及が懸念されるイタリアが4.5ポイント、スペインが2.7ポイントと大きかった。

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