2011/9/5

欧州ビジネスウオッチ

シーメンス、ボルボとEV共同開発

この記事の要約

独電機大手のシーメンスは8月31日、電気自動車(EV)の開発で自動車大手のボルボと戦略提携すると発表した。EV市場の将来性が高いことを受けた措置で、4年前に撤退した自動車部品事業に再参入することになる。\ 両社は電気駆動 […]

独電機大手のシーメンスは8月31日、電気自動車(EV)の開発で自動車大手のボルボと戦略提携すると発表した。EV市場の将来性が高いことを受けた措置で、4年前に撤退した自動車部品事業に再参入することになる。

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両社は電気駆動装置、パワーエレクトロニクス、充電装置の分野で共同開発を行い、ボルボのハッチバック車「C30」に搭載。今年末にもテスト走行を開始する。来年下半期にはシーメンスが200台を使って実用テストを実施する。

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シーメンスは2007年、自動車部品事業VDOを独コンティネンタルに売却し、同事業から全面撤退した。しかし、EV市場が中長期的に大幅に成長するほか、鉄道車両分野などで電気駆動装置などのノウハウを持つことから、自動車部品事業への再参入に踏み切った。ボルボは電気駆動装置の開発をこれまで単独で進めてきた。シーメンスとの提携により量産化の早期達成を目指す。

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