2011/10/3

産業・貿易

空売り禁止、伊・スペインが延長

この記事の要約

EU各国の証券監視当局の調整機関である欧州証券監督機構(ESMA)は9月28日、イタリアとスペインが一部株式を対象とする空売り禁止措置の延長を決めたと発表した。両国とも9月30日を期限としていたが、金融市場の混乱が続いて […]

EU各国の証券監視当局の調整機関である欧州証券監督機構(ESMA)は9月28日、イタリアとスペインが一部株式を対象とする空売り禁止措置の延長を決めたと発表した。両国とも9月30日を期限としていたが、金融市場の混乱が続いていることから解除は時期尚早と判断。イタリアは11月11日まで継続する。スペインは「市場の状況が解除を可能とするまで」延長するとしている。

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両国とフランスは8月中旬、フランス国債格下げの噂が広がり、金融市場が動揺したことを受けて、金融株など一部の株式を対象に、株式を実際に保有せずに売り注文を出す投機的な空売りを15日間にわたって禁止する措置を導入。同月下旬にフランスは11月11日、イタリアとスペインは9月30日まで継続することを決めていた。これに続く再延長となる。

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