2011/10/3

欧州ビジネスウオッチ

ノキアが追加リストラ、3500人削減

この記事の要約

携帯電話機世界最大手のノキア(フィンランド)は9月29日、ルーマニア工場などを閉鎖し、計3,500人を削減すると発表した。スマートフォン市場での競争激化によるコスト削減の一環で、2012年までに実施する。\ ノキアは低価 […]

携帯電話機世界最大手のノキア(フィンランド)は9月29日、ルーマニア工場などを閉鎖し、計3,500人を削減すると発表した。スマートフォン市場での競争激化によるコスト削減の一環で、2012年までに実施する。

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ノキアは低価格携帯電話を製造するルーマニアのクルージュ工場を閉鎖し、同工場の業務をアジアの工場に移管。これに伴い2,200人を削減する。さらに、独ボン、米ペンシルベニア州にあるナビゲーション機器開発部門を閉鎖し、1,300人を削減する。このほか、フィンランドのサロおよびハンガリー、メキシコの工場についても再編を検討中で、人員削減を実施する見込み。詳細は来年1-3月期に発表する。

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ノキアのリストラは、4月発表の7,000人削減に続くもの。同社はデンマーク、フィンランド、英国などで4,000人を2012年末までに削減すると同時に、スマートフォンの基本ソフト(OS)「シンビアン」部門を米アクセンチュアに移管し、同部門の人員3,000人を移籍させる方針を打ち出していた。

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