2011/10/3

欧州ビジネスウオッチ

BASF 、肥料事業を露社に部分売却

この記事の要約

独化学大手のBASFは9月27日、ベルギーのアントワープにある肥料工場をロシアの農業化学大手ユーロケムに売却する契約に調印したと発表した。今後さらに肥料合弁会社PECランの資本50%をユーロケムに譲渡する計画で、取引価格 […]

独化学大手のBASFは9月27日、ベルギーのアントワープにある肥料工場をロシアの農業化学大手ユーロケムに売却する契約に調印したと発表した。今後さらに肥料合弁会社PECランの資本50%をユーロケムに譲渡する計画で、取引価格は合わせて約7億ユーロに上る見通しだ。独ルートヴィヒスハーフェンにある肥料工場は取引対象となっていない。

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P PECランは仏トタル傘下のGPNとの合弁会社で、それぞれ50%を出資している。仏東部のオットマールスハイムに工場がある。

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肥料市場では中東メーカーが低価格攻勢をかけており、西欧メーカーは収益力を落としている。このためBASFは当該事業の売却方針を今春に打ち出していた。

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