2012/1/23

欧州ビジネスウオッチ

英RBS、航空機リース部門を三井住友に売却

この記事の要約

英大手銀行ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は16日、三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)に航空機リース部門を売却することで合意したと発表した。売却額は約73億ドル。9月末までの売却手続き完了を目指す […]

英大手銀行ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は16日、三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)に航空機リース部門を売却することで合意したと発表した。売却額は約73億ドル。9月末までの売却手続き完了を目指す。

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売却するのは、アイルランドに本社を置くRBSアビエーションキャピタル。同社は資産規模で世界4位の航空機リース会社で、206機を保有・管理する。

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金融危機に際して政府から巨額の公的資金注入を受けて国有化されたRBSは、EUから公的支援の条件として事業縮小を柱とする経営再建を求められている。その一環として、非中核事業である航空機リース部門の売却を決めた。

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SMFGは子会社の三井住友銀行、三井住友銀行ファイナンス&リース(SMFL)、住友商事を通じてRBSアビエーションキャピタルを買収する。SMFLと住友商事は航空機リースの合弁会社SMFLエアクラフト・キャピタル(オランダ)を展開しており、今回の買収で同事業の拡大を図る。

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