2012/2/6

環境・通信・その他

空港のCO2排出削減制度、EU空港の半分以上が参加

この記事の要約

空港運営会社の業界団体である国際空港評議会(ACI)の欧州部会は1月31日、空港の二酸化炭素(CO2)排出削減に自主的に取り組む制度に参加している空港が、EU内の空港の半数に相当する50以上に達したことを明らかにした。\ […]

空港運営会社の業界団体である国際空港評議会(ACI)の欧州部会は1月31日、空港の二酸化炭素(CO2)排出削減に自主的に取り組む制度に参加している空港が、EU内の空港の半数に相当する50以上に達したことを明らかにした。

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2009年に欧州の31空港が参加して始動した同制度は、各空港のCO2排出管理、削減対策を評価・認定するもの。参加している空港には、欧州の拠点空港である英ヒースロー、仏シャルル・ドゴール空港、独フランクフルト空港などが含まれる。

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ACIの欧州部会によると、各空港は地上運搬車の再生可能エネルギー利用促進などによる排出削減努力を進めており、2011年に同制度に参加済みだった43空港の同年のCO2排出削減量は、自動車18万台の年間排出量に相当する72万9,689トンに上ったという。

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国連によると、空港を含めた航空業界のCO2排出量は、世界全体の排出量の約2%を占める。うち、約5%が空港で排出されている。

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