2012/4/16

競争法

テレフォニカへの制裁は妥当、欧州裁がEU支持の判決

この記事の要約

欧州司法裁判所の一般裁判所はこのほど、EUがスペイン通信最大手テレフォニカに競争法違反で制裁を科したのは妥当として、同社の訴えを退ける判決を下した。\ 欧州委員会は2007年7月、テレフォニカが国内ブロードバンド市場での […]

欧州司法裁判所の一般裁判所はこのほど、EUがスペイン通信最大手テレフォニカに競争法違反で制裁を科したのは妥当として、同社の訴えを退ける判決を下した。

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欧州委員会は2007年7月、テレフォニカが国内ブロードバンド市場での独占的地位を悪用し、自社のブロードバンド通信網を競合会社が利用する場合に徴収する卸売り料金を高い水準に設定していたとして、通信会社に対する競争法違反の制裁としては過去最高額となる1億5,190万ユーロの罰金支払いを命じた。

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これに対してテレフォニカは、市場を独占しているという判断に誤りがあるとして、制裁の無効化または制裁減額を求めて提訴。さらにスペイン政府も、欧州委が不当とした料金設定を通信当局が反競争的行為とみなさず認めていたことから、EUの決定によって同国当局の信頼性が揺らいだとして提訴していた。

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しかし、欧州判の一般裁判所は、テレフォニカの独占悪用は明らかで、欧州委の決定に問題はないとして、訴えを棄却した。

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