2012/4/23

総合 –EUウオッチャー

IMFの融資能力を倍増、ユーロ圏信用不安対策で=G20

この記事の要約

主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は20日、ユーロ圏の信用不安問題への対応力を強化するため、国際通貨基金(IMF)の資金基盤を拡大することで合意して閉幕した。日本など十数カ国・地域が総額4,300億ドル […]

主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は20日、ユーロ圏の信用不安問題への対応力を強化するため、国際通貨基金(IMF)の資金基盤を拡大することで合意して閉幕した。日本など十数カ国・地域が総額4,300億ドル以上を拠出する。これによりIMFの融資能力は2倍以上に引き上げられる。

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資金増強は、IMFが目標としていた4,000億ドルを上回る水準。G20の共同声明に各国の拠出額は明記されていないが、IMFのラガルド専務理事によるとユーロ圏が2,000億ユーロ、日本が600億ユーロ、英国と韓国、サウジアラビアが各150億ユーロを拠出する。残りは中国、ロシア、インド、ブラジルなどが負担する。

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IMFはギリシャに端を発したユーロ圏の債務危機に際して、これまでにギリシャ、アイルランド、ポルトガルに支援を行った。現在の融資枠は約3,800億ドル。

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