2012/4/30

総合 –EUウオッチャー

仏大統領選、決選投票もオランド氏優勢=世論調査

この記事の要約

仏大統領選の第1回投票で首位となった最大野党・社会党のフランソワ・オランド候補が、5月6日に実施される決選投票でも優位に立っている。仏世論調査機関TNSソフレスが26日発表した最新調査によると、右派・国民運動連合の現職サ […]

仏大統領選の第1回投票で首位となった最大野党・社会党のフランソワ・オランド候補が、5月6日に実施される決選投票でも優位に立っている。仏世論調査機関TNSソフレスが26日発表した最新調査によると、右派・国民運動連合の現職サルコジ候補との一騎打ちとなる決選投票でオランド候補に票を投じると答えた人は55%で、サルコジ候補の45%を大きくリード。Ifopの調査でもオランド候補が54.5%、サルコジ候補が45.5%となっている。

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22日に投開票された第1回投票では、オランド候補が28.6%の得票を確保し、27.4%のサルコジ候補を抑えてトップだった。サルコジ候補は信用不安対策として実施した緊縮策が雇用悪化を招いたことへの批判を浴び、雇用重視を掲げるオランド候補に苦杯をなめた。

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決戦投票では、第1回投票で得票率が17.9%に達した極右・国民戦線のルペン党首の票がどちらに流れるかが大きなカギを握る。TNSソフレスの調査では、国民戦線支持層の51%がサルコジ候補、16%がオランド候補を支持すると回答したが、棄権するという人が33%に上り、サルコジ陣営は票を固め切れていない。

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