2012/6/25

欧州ビジネスウオッチ

独企業景況感が2カ月連続で悪化

この記事の要約

ドイツの Ifo経済研究所が22日発表した6月の独企業景況感指数(2005年=100)は105.3となり、前月の106.9から1.6ポイント低下した。同指数の悪化は2カ月連続。Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「ユーロ […]

ドイツの Ifo経済研究所が22日発表した6月の独企業景況感指数(2005年=100)は105.3となり、前月の106.9から1.6ポイント低下した。同指数の悪化は2カ月連続。Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「ユーロ危機の影響への懸念が独経済界内で強まっている」との見方を示した。

\

今後6カ月の事業の見通しを示す期待指数が前月の100.8から97.3に低下し、足を強く引っ張った。5月に4.3ポイント減となった現状判断指数は0.7ポイント上昇の113.9と、やや持ち直している。

\

業界別でみると、製造業は現状判断がやや改善したものの、期待指数は大幅に悪化。卸売業は両指数とも落ち込んだ。一方、小売業は5月に急落した反動で現状判断が大幅に上昇、期待指数もやや改善した。建設業は現状判断が横ばいで、期待指数は上昇した。

\