2013/1/7

産業・貿易

バイクなどの新規制案が成立、16年に施行へ

この記事の要約

自動二輪車など欧州統一型式認証(WVTA)のLカテゴリーに属する軽車両の安全性、環境性能向上を目的とする新規制案が、EU加盟国が先ごろ開いた閣僚理事会で承認された。\ Lカテゴリーには自動二輪車、自動三輪車、自動四輪車( […]

自動二輪車など欧州統一型式認証(WVTA)のLカテゴリーに属する軽車両の安全性、環境性能向上を目的とする新規制案が、EU加盟国が先ごろ開いた閣僚理事会で承認された。

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Lカテゴリーには自動二輪車、自動三輪車、自動四輪車(四輪バギーやミニカーなど)が含まれる。新ルールでは、排気量125cc以上の車両にアンチロックブレーキシステム(ABS)の装着を義務付けるとともに、125cc未満の車両にはABSあるいはコンバインドブレーキシステム(CBS)の装着を推奨している。欧州委は19年末までに125cc未満の車両にもABSの装着を義務付けるかどうかの判断を示すことになっている。

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また、Lカテゴリー車からの排気ガスを抑制するため、欧州排ガス規制「ユーロ4」を16年からオートバイに、17年からモペッド(原動機付き自転車)にも適用し、20年からはLカテゴリー全体により厳格な規制である「ユーロ5」を適用する。このほか、車載式故障診断システム(OBDシステム)を段階的に導入することも盛り込まれている。

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