欧州委員会が1月30日発表した同月のユーロ圏の景況感指数(ESI、標準値100)は89.2となり、前月の87.8から1.4ポイント上昇した。同指数の上昇は3カ月連続。信用不安問題が改善に向かい、金融市場の混乱が収まりつつあることで、景況感が上向いているもようだ。
\ESI はEU内の企業経営者約13万人と約4万人の消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。
\ユーロ圏では調査対象の全部門で景況感が改善。上げ幅は製造業、小売業が0.3ポイント、サービス業が1ポイント、建設業が4.6ポイント、消費者が2.4ポイントとなった。
\EU27カ国ベースのESIは90.6で、こちらも前月から1.4ポイント上昇。主要国ではドイツが2.5ポイント、オランダが1ポイント、英国とスペインが0.5ポイントの幅で改善した。
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