2013/3/25

産業・貿易

EU新車市場の低迷加速、2月の販売10.5%減

この記事の要約

欧州自動車工業会(ACEA)が19日発表したEU(マルタを除く26カ国)の2月の新車販売(登録)台数は79万5,482台となり、前年同月から10.5%減少した。販売低迷は17カ月連続。景気低迷、雇用悪化の長期化による消費 […]

欧州自動車工業会(ACEA)が19日発表したEU(マルタを除く26カ国)の2月の新車販売(登録)台数は79万5,482台となり、前年同月から10.5%減少した。販売低迷は17カ月連続。景気低迷、雇用悪化の長期化による消費の冷え込みが止まらず、下げ幅も前月の8.7%から拡大した。(表参照)

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主要市場で販売が増えたのは英国だけ。最大の市場であるドイツで10.5%減となったほか、フランスで12.1%、イタリアで17.4%、スペインで9.8%の幅で落ち込んだ。

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欧米の主要メーカーは、すべて販売が減少。とくにゼネラル・モーターズ(GM)、フォードが20%を超える落ち込みとなり、不振が深刻だった。PSAプジョーシトロエン、フィアットも下げ幅が10%を超えた。最大手のフォルクスワーゲン(VW)は7.4%減だった。

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日本勢はマツダ、ホンダを除いて低迷。下げ幅はトヨタが8%、日産が7.8%、スズキが14.4%、三菱が24.9%となっている。

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