2013/4/15

総合 –EUウオッチャー

EUの労働コスト、南北で最大10倍の格差

この記事の要約

EU統計局ユーロスタットが10日発表したEU27カ国の2012年の労働コスト(時間当たり、農業・公共部門を除く)は23.4ユーロとなり、前年から8.6%上昇した。ただ、国によって大きな開きがある。\ ユーロ圏17カ国では […]

EU統計局ユーロスタットが10日発表したEU27カ国の2012年の労働コスト(時間当たり、農業・公共部門を除く)は23.4ユーロとなり、前年から8.6%上昇した。ただ、国によって大きな開きがある。

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ユーロ圏17カ国では平均28ユーロで、前年を8.7%上回った。

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最高はスウェーデンの39ユーロだった。以下、デンマーク(38.1ユーロ)、ベルギー(37.2ユーロ)、ルクセンブルク(34.6ユーロ)、フランス(34.2ユーロ)、オランダ(32ユーロ)、フィンランド(30.8ユーロ)、オーストリア(30.5ユーロ)、ドイツ(30.4ユーロ)が30ユーロを超えた。

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一方、最低はブルガリアの3.7ユーロで、デンマークなどと比べて10分の1の水準。このほかルーマニア(4.4ユーロ)、リトアニア(5.8ユーロ)、ラトビア(6ユーロ)、ポーランド(7.4ユーロ)、ハンガリー(7.5ユーロ)、スロバキア(8.3ユーロ)、エストニア(8.4ユーロ)が1ケタ台にとどまっており、南北格差が鮮明となっている。

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