ユーロ圏は8日の財務相会合で、債務危機に直面するギリシャに国際通貨基金(IMF)と共同で68億ユーロの追加融資を実施することで合意した。10月までに2段階に分けて実施する。
\追加融資はEUとIMFが昨年3月に決めた対ギリシャ第2次支援(総額約1,300億ユーロ)の一部。「トロイカ」と呼ばれる欧州委員会、欧州中央銀行(ECB)、IMFの合同調査団が金融支援の条件となっている財政再建の進展状況を検証した結果、再建計画が概ね軌道に乗っていると認定したことから、追加融資の実施を決めた。
\融資を段階的に行うのは、ギリシャ政府が公務員の削減、徴税強化などを予定通り進めるか見守る必要があると判断したため。EUが負担する50億ユーロのうち40億ユーロは数週間以内に実施するが、残りは10月まで先送りする。
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