2013/7/15

総合 –EUウオッチャー

今年のユーロ圏成長率はマイナス0.6%、IMFが下方修正

この記事の要約

国際通貨基金(IMF)は9日発表した最新の「世界経済見通し」で、ユーロ圏の2013年の予想成長率をマイナス0.6%とし、前回予測(4月)の同0.4%から0.2ポイント下方修正した。債務危機による景気後退が予想以上に深刻化 […]

国際通貨基金(IMF)は9日発表した最新の「世界経済見通し」で、ユーロ圏の2013年の予想成長率をマイナス0.6%とし、前回予測(4月)の同0.4%から0.2ポイント下方修正した。債務危機による景気後退が予想以上に深刻化していると見ており、14年の予想成長率はプラス0.9%としたものの、前回から0.2ポイント引き下げた。

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2013年のドイツの予想成長率は0.3%で、前回から0.3ポイント下方修正した。フランスはマイナス0.2%、イタリアは同1.8%とし、それぞれ0.1ポイント、0.3ポイント引き下げた。

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IMFは前日に発表したリポートで、ユーロ圏は債務危機対策に取り組んでいるものの、景気回復が遅れ、失業率が上昇しており、景気の先行きが非常に不透明だと指摘。成長促進、雇用改善に向けた政策の強化を促している。

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