2013/7/15

総合 –EUウオッチャー

S&Pがイタリアを格下げ、景気見通し悪化で

この記事の要約

米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は9日、イタリアの長期国債の格付けを「BBBプラス」から1段階引き下げ、「BBB」にしたと発表した。景気見通しの悪化を受けたもので、格付けは投資適格級の下か […]

米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は9日、イタリアの長期国債の格付けを「BBBプラス」から1段階引き下げ、「BBB」にしたと発表した。景気見通しの悪化を受けたもので、格付けは投資適格級の下から2番目となった。S&Pは格付け見通しを「ネガティブ(弱含み)」とし、さらなる引き下げを示唆している。

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S&Pは格下げの主因となった景気動向について、労働、製品市場の構造改革が進んでいないことや、実質金利が債務危機前の水準より高いことなどが回復の障害になっていると指摘。今年の予想成長率を3月のマイナス1.4%から同1.9%に下方修正したことを明らかにした。

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