独家電メーカーのレーベは16日、経営者が退陣せず自ら経営再建に取り組む計画の承認をコーブルク区裁判所に申請したと発表した。債権者の制約を受けずに経営の立ち直しを図る考え。本体と子会社レーベ・オプタを対象に申請した。
\同社は販売不振で業績が急速に悪化しており、資本金は年初から5月末までの5カ月間で半分以下に減少した。このため、早急に増資を行わないと経営破たんが避けられない見通しで、現在アジアの同業から出資を受ける方向で交渉している。交渉先については同社に液晶パネルを供給予定のメーカーと表現するにとどめている。交渉内容は31日の株主総会で公表する。
\同社は支払い不能に陥る恐れがあるものの、現時点では陥っていないため、自己管理型の経営再建を申請できる。声明によると、顧客への納品とサプライヤーへの支払いを行える状況にあるという。
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