2013/10/7

欧州ビジネスウオッチ

ダイムラー、ブラジルで乗用車生産

この記事の要約

独自動車大手のダイムラーは2日、ブラジルでの乗用車生産計画を発表した。現地需要の拡大を受けた措置で、高額な輸入関税を回避する狙いもある。\ サンパウロの北西約150キロのイラセマポリスに用地を取得し、2016年から中型車 […]

独自動車大手のダイムラーは2日、ブラジルでの乗用車生産計画を発表した。現地需要の拡大を受けた措置で、高額な輸入関税を回避する狙いもある。

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サンパウロの北西約150キロのイラセマポリスに用地を取得し、2016年から中型車「Cクラス」の次世代モデルと小型SUV「GLA」を生産する。投資規模は1億7,000万ユーロ。生産台数は最大で年2万台を予定する。雇用規模は約1,000人で、サプライヤーの間接雇用は3,000人を見込む。

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ブラジルは2015年に日本を抜いて世界3位の自動車市場になると予想されている。高級車の需要も20年までに現在の約3倍の10万台に拡大するとみられており、競合のBMWとアウディも現地生産に踏み切る計画だ。同国で現調率65%未満の自動車に35%の輸入関税が課されていることも現地生産決定を後押しした。

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