2013/10/21

欧州ビジネスウオッチ

ソフトバンク、携帯端末ゲームのスーパーセルを買収

この記事の要約

ソフトバンクは15日、携帯端末向けゲーム大手のスーパーセル(フィンランド)を買収することで合意したと発表した。オンラインゲーム子会社のガンホー・オンライン・エンターテイメントと共同で、スーパーセルの株式51%を15億3, […]

ソフトバンクは15日、携帯端末向けゲーム大手のスーパーセル(フィンランド)を買収することで合意したと発表した。オンラインゲーム子会社のガンホー・オンライン・エンターテイメントと共同で、スーパーセルの株式51%を15億3,000万米ドルで取得する。これによってガンホーの世界展開を拡大すると同時に、携帯端末向けのコンテンツを強化し、スマートフォン事業のさらなる成長を図る。

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スーパーセルは2010年創業の新興企業だが、「クラッシュ・オブ・クラン」、「ヘイデイ」などの人気ゲームで知られ、急成長している。2012年の売上高は7,835万8,000ユーロ。

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ソフトバンクとガンホーは、共同でフィンランドに設立する特別目的会社(SPC)を通じてスーパーセルを買収する。SPCへの出資比率はソフトバンク80%、ガンホー20%。

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ソフトバンクは買収後もスーパーセルの独立性を維持しながら、同社とガンホーのゲーム開発などでの提携によって同市場での成長を目指す。スーパーセルはイルッカ・パーナネン最高経営責任者(CEO)が現職にとどまり、本社も引き続きヘルシンキに置く。

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