2013/11/18

産業・貿易

ユーロ圏鉱工業生産指数、9月は0.5%低下

この記事の要約

EU統計局ユーロスタットが13日発表したユーロ圏の9月の鉱工業生産指数(季節調整済み)は前月比で0.5%低下し、前月の1%上昇から悪化した。ドイツ、フランスの低迷が響いた。同指数の低下は2カ月ぶり。ユーロ圏経済は復調し、 […]

EU統計局ユーロスタットが13日発表したユーロ圏の9月の鉱工業生産指数(季節調整済み)は前月比で0.5%低下し、前月の1%上昇から悪化した。ドイツ、フランスの低迷が響いた。同指数の低下は2カ月ぶり。ユーロ圏経済は復調し、4-6月期にプラス成長に転じたが、鉱工業生産は改善、悪化を繰り返している状況で、景気回復が軌道に乗ったとはいえない情勢だ。(表参照)

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部門別では中間財、資本財、耐久消費財、非耐久消費財が低下。上昇したのはエネルギーだけだった。

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EU28カ国ベースの鉱工業生産指数は0.2%の低下。主要国ではドイツが0.8%、フランスが0.4%の幅で低下した。一方、7-9月期に9四半期ぶりのプラス成長となったスペインは0.4%上昇し、3カ月連続で伸びた。

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前年同月比ではユーロ圏が1.1%、EUが1.2%の上昇となった。

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