2013/12/9

欧州ビジネスウオッチ

ルノーの中国合弁事業が認可、初の現地工場開設へ

この記事の要約

仏自動車大手ルノーは5日、中国の東風汽車と合弁で、同国で乗用車を生産する計画が中国当局から認可されたと発表した。武漢に工場を設立し、多目的スポーツ車とエンジンを生産する。ルノーの中国工場開設は初めて。欧州での販売が苦戦す […]

仏自動車大手ルノーは5日、中国の東風汽車と合弁で、同国で乗用車を生産する計画が中国当局から認可されたと発表した。武漢に工場を設立し、多目的スポーツ車とエンジンを生産する。ルノーの中国工場開設は初めて。欧州での販売が苦戦する中、同合弁事業によって世界最大の中国市場でのシェア拡大を図る。

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ルノーと東風汽車は折半出資で合弁会社を設立する。両社の投資額は総額77億6,000万元(約9億3,000万ユーロ)。武漢工場は2016年中に稼動の見通し。東風汽車によると、当初の年間生産量は15万台となる。

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ルノーは中国で、1993年に航天三江と合弁会社を設立し、ミニバン「トラフィック」の生産を開始したが、販売不振で2003年に生産を中止。これに代わる新たな合弁事業を東風汽車と開始することを9年前に発表したが、当局による認可が遅れていた。

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