2014/1/13

総合 –EUウオッチャー

ユーロ圏の景況感指数上昇続く、12月は大台の100まで回復

この記事の要約

欧州委員会が9日発表したユーロ圏の12月景況感指数(ESI、標準値100)は100となり、前月の98.4から1.6ポイント上昇した。景況感の改善は8カ月連続で、ようやく長期平均の100まで回復した。同水準となるのは201 […]

欧州委員会が9日発表したユーロ圏の12月景況感指数(ESI、標準値100)は100となり、前月の98.4から1.6ポイント上昇した。景況感の改善は8カ月連続で、ようやく長期平均の100まで回復した。同水準となるのは2011年7月以来。

ESIはEU内の企業経営者約13万人と約4万人の消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。12月は全部門で上昇した。上げ幅は製造業が0.5ポイント、サービス業が1.1ポイント、消費者が1.8ポイント、小売業が2.7ポイント、建設業が3.6ポイントだった。

EUベースのESIは前月を1.4ポイント上回る103.5。主要国が軒並み改善した。とくに上げ幅はスペインが4ポイント、イタリアが2.3ポイントと大きかった。