2014/3/10

欧州ビジネスウオッチ

電気自動車の米テスラ、欧州販売網を増強

この記事の要約

米電気自動車メーカーのテスラ・モーターズは4日、年内に欧州で30の販売・サービス拠点を新設すると発表した。販売の急増を見込んだもので、充電網も増強する。 テスラの昨年の販売台数は22,477台。今年は55%を超える増加を […]

米電気自動車メーカーのテスラ・モーターズは4日、年内に欧州で30の販売・サービス拠点を新設すると発表した。販売の急増を見込んだもので、充電網も増強する。

テスラの昨年の販売台数は22,477台。今年は55%を超える増加を予想している。同社は2月、販売増加に応じて生産を増強するため、50億ドルを投じて米国に世界最大の蓄電池工場を建設し、2017年に稼働させる計画を発表していた。

同社は欧州でドイツ、スイス、デンマーク、ベルギーなどで販売しているが、現在は販売の大部分を米国が占めている。しかし、今年は欧州、アジアでの販売が急増し、米国の約2倍に達すると予想。これを受けて欧州での販売拠点拡大を決めた。同日にはセダン車「モデルS」の右ハンドル仕様車を今春、英国市場に投入する計画も発表した。