2014/3/31

環境・通信・その他

大気汚染物質排出、12年は11カ国が上限超過=欧州環境庁

この記事の要約

欧州環境庁(EEA)が24日発表した最新の大気汚染に関する報告書によると、2012年時点で大気汚染物質の排出が上限を超えたEU加盟国は11カ国となり、前年の10カ国から悪化した。 大気汚染物質排出規制に関するEU指令では […]

欧州環境庁(EEA)が24日発表した最新の大気汚染に関する報告書によると、2012年時点で大気汚染物質の排出が上限を超えたEU加盟国は11カ国となり、前年の10カ国から悪化した。

大気汚染物質排出規制に関するEU指令では、二酸化硫黄(SO2)、窒素酸化物(NOx)、非メタン揮発性有機化合物、アンモニアの4種について、各国が設排出量の上限を設け、2010年までに上限内に抑えることを求めている。

報告書によると、12年に4種のうちひとつでも排出量が上限を超えたのはドイツ、フランス、スペイン、オーストリア、ベルギー、アイルランド、デンマーク、フィンランド、ルクセンブルク、スロベニア、マルタの11カ国。うちドイツ、フランス、スペイン、オーストリア、ベルギー、アイルランド、ルクセンブルク、スロベニア、マルタの9カ国がNOxの上限を超えた。

アンモニアではデンマーク、フィンランド、SO2ではルクセンブルクが超過した。非メタン揮発性有機化合物は全加盟国が基準を満たした。ルクセンブルクは唯一、2種で上限を超えた。