欧州委員会が6月29日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は104.0となり、前月の105.0から1.0ポイント低下した。ロシアのウクライナ侵攻や物価上昇を背景に3月から低下が続いていたESI は、5月に小幅改善したものの、再び悪化に転じた。
分野別では小売業が0.9ポイント、消費者が2.4ポイント、建設業が2.6ポイントの幅で悪化した。製造業は0.9ポイント、サービス業は0.7ポイントの上昇となった。
EU27カ国ベースのESIは前月を1.7ポイント下回る102.5。主要国はドイツとスペインが1.9ポイント、フランスとイタリアが1.0ポイントの幅で悪化した。