日本電産エレシスは4日、セルビア北部のノビサドで新工場の起工式を行った。環境規制強化で需要が拡大する車載インバーター及び電子制御ユニット(ECU)を現地生産し、欧州における効率的かつ迅速な供給体制を構築する狙い。来年初めに竣工する予定だ。 セルビア現地法人の名称は「ニデックエレシスヨーロッパ」で、第1段階としてまず200人を雇用する。 日本電産エレシスは、ノビサドを欧州中核拠点と位置づけ、すでに車載用モーター工場(ニデックエレクトリックモーター・セルビア)を建設中。インバーターでも、開発を含めノビサドに中心的役割を担わせる。