欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2022/8/22

西欧

昭和電工マテリアルズ、独断熱部品子会社を売却

この記事の要約

昭和電工マテリアルズは9日、断熱部品の製造・販売を手がける独子会社イゾライトを独投資会社セルティナ・グループに売却することで合意したと発表した。昭和電工マテリアルズは来年1月に親会社の昭和電工と新会社レゾナックに統合する […]

昭和電工マテリアルズは9日、断熱部品の製造・販売を手がける独子会社イゾライトを独投資会社セルティナ・グループに売却することで合意したと発表した。昭和電工マテリアルズは来年1月に親会社の昭和電工と新会社レゾナックに統合する予定。これに絡んでポートフォリオの見直しを実施し、イゾライトの放出を決めた。取引金額は明らかにしていない。

イゾライトは化学産業が盛んな独南部のルートヴィヒスハーフェンにある企業で、2017年に日立化成(現昭和電工マテリアルズ)の完全子会社となった。自動車、航空機、産業用途の断熱部品を手がけている。セルティナは自動車部品を含む製造業の専門的な知見と経営資源を持つことから、昭和電工マテリアルズはイゾライトの最適の売却先と判断。今回の取引に踏み切った。