スウェーデン中央銀行は10月28日、政策金利を0.25ポイント引き下げ、過去最低のゼロ%とすることを決めた。デフレ回避が目的で、異例の金融緩和によって内需を下支えし、低インフレ脱却を図る。
中銀は声明で「スウェーデン経済は比較的に堅調で、経済活動は引き続き上向いている」としながらも、「インフレ率は低すぎる」と指摘。インフレ率が目標水準である2%まで持ち直すことを目指し、2016年半ばまでゼロ金利政策を続ける意向を表明した。
スウェーデンの9月のインフレ率はゼロ%だった。中銀は今年通期では0.2%のマイナスになると予想している。