EU統計局ユーロスタットが8日に発表したユーロ圏の9月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比0.6%減だった。マイナスとなるのは4カ月連続。物価高が個人消費を圧迫していることが鮮明となっている。(表参照)
下げ幅は前月の1.4%(速報値の2.0%から改定)を下回った。分野別では食品・飲料・たばこが2.4%減、非食品(自動車燃料を除く)が0.3%減だった。
EU27カ国ベースの小売業売上高は0.3%減。主要国はドイツが1.0%減、イタリアが2.4%減だった。フランスは0.8%、スペインは0.2%の幅で増えた。