EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の9月の生産者物価(建設業を除く)は、前年同月比で41.9%の上昇となった。上げ幅は前月の43.4%から縮小したものの、エネルギー価格などの高騰を背景に歴史的な高水準が続いている。(表参照)
分野別では、急上昇の最大の要因となっているエネルギーの上げ幅が108.2%。中間財は19.0%、資本財は7.6%、耐久消費財は9.8%、非耐久消費財は15.2%だった。
EU27カ国ベースの上昇率は41.4%。主要国はイタリアが53.0%、ドイツが46.9%、スペインが35.6%、フランスが28.5%となっている。1ケタ台はマルタだけだった。