英小売り大手M&S、4.8億ポンドで店舗網再編

英小売り大手のマークス・アンド・スペンサー(M&S)は16日、実店舗の再編計画を発表した。食品、衣料、家庭用品を扱う「フルストア」を縮小する一方で、高級品を扱う店舗などを今年から来年にかけて20店増設する。

再編計画への投資は4億8,000万ポンド(約750億円)。過去20年間はオンラインショッピングに押されてきたが、コロナ禍対策の行動制限が撤廃され、店舗に客足が戻りつつあることから、実店舗戦略を強化する。

新設する20店のうち8店は高級品を中心とする大型のフルストア。12店は食品専門店となる。

一方、26年までに247店のフルストアのうち67店を閉鎖し、高級品を扱う180店だけを残す。食品専門店は104店を新規に出店し、420店体制とする。

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