EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2022年12月の生産者物価(建設業を除く)上昇率は前年同月比24.6%だった。記録的な物価高を受けて高水準となっているものの、エネルギー高騰の鈍化に伴い、上げ幅は前月の27.0%から縮小した。(表参照)
上昇率の鈍化は4カ月連続。分野別の上昇率はエネルギーが48.6%、中間財が13.8%、資本財が7.5%、耐久消費財が9.7%、非耐久消費財が15.6%となっている。エネルギーは前月の55.4%を大きく下回った。
EU27カ国ベースの上昇率は25.2%。主要国はドイツが22.4%、フランスが20.7%、イタリアが39.2%、スペインが14.7%だった。