欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/11/10

西欧

英HSBC、為替不正操作疑惑で3.8億ドルの引当金

この記事の要約

英最大手銀行のHSBCホールディングスは3日、外国為替の不正操作疑惑をめぐる英金融当局との和解に備えて、2014年7~9月期に3億7,800万ドルの引当金を計上したことを明らかにした。ただ、同期は本業が堅調で、約7%の増 […]

英最大手銀行のHSBCホールディングスは3日、外国為替の不正操作疑惑をめぐる英金融当局との和解に備えて、2014年7~9月期に3億7,800万ドルの引当金を計上したことを明らかにした。ただ、同期は本業が堅調で、約7%の増益を確保した。

同期は為替不正操作問題のほか、債務支払い保険を誤って販売した顧客への補償などに絡み、総額17億ドルの引当金計上を迫られた。しかし、香港、英国の商業銀行部門が好調だったことなどで、純利益は前年同期比7.2%増の34億3,100万ドルに伸びた。

英大手銀行では為替操作問題で、同期にロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)が4億ポンド、バークレイズが5億ポンドの引当金を計上している。