ユーロ圏労働コスト、10~12月は5.7%上昇

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2022年10~12月期の労働コスト(時間当たり)上昇率は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期比5.7%だった。上げ幅は前期の3.7%を上回った。(表参照)

労働コストの大部分を占める賃金・給与が5.1%、非賃金コストが7.7%の上昇となった。業種別の労働コスト上昇率は鉱工業が4.4%、建設業が6.9%、サービス業が6.2%だった。

EU27カ国ベースの労働コストは5.8%上昇。主要国の伸び率はドイツが6.3%、フランスが5.2%、イタリアが5.5%、スペインが3.6%となっている。

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