EU統計局ユーロスタットが5日に発表したユーロ圏の3月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比3.8%減だった。低迷は6カ月連続。物価高と金利上昇が個人消費を圧迫していることが反映された。(表参照)
下げ幅は前月の2.4%から膨らんだ。分野別では食品・飲料・たばこが6.8%減、非食品(自動車燃料を除く)が2.2%減だった。
EU27カ国ベースの小売業売上高は4.1%減。主要国はスペインが10.8%増と好調を維持したが、ドイツが8.4%、イタリアが2.6%、フランスが2.5%の幅で落ち込んだ。